ロスカットのあるFXは安全性が高い

FXは、日本国内だけではなく世界中で非常に高い人気のある資産運用の一つです。外国為替の取引という名目でサービスが提供されており、銀行や証券会社を利用することによって、通貨の売買を行うことが可能です。

FXの何よりの魅力は、売買を行う際に高いレバレッジを利用できる点にあります。普通、レバレッジ効果のある取引を行う際には、そこにかなりの制限が設けられています。例えば、株取引を行うときにはレバレッジ効果のある取引を最大でも3倍程度にしか設定できません。レバレッジは、大きな収益を得ることができる代わりにリスクも大きくなってしまう取引として考えられているものであるため、資産運用の際には取引をする人が大きな負債を抱えないように制限が設けられています。一方で、FXの場合には株取引の数倍のレバレッジを設定して取引ができるようになっています。これは、FXに事前に取引から強制的に退場ができるロスカットという安全性の高いセキュリティが存在するからに他なりません。レバレッジを大きくしすぎると、取引に失敗したときに本人に対して襲い掛かるリスクが大きくなる事実は確かにあります。

そこで、取引をする人が大きな損失を抱えないように、あらかじめ一定の割合で取引に負けてしまった場合に、取引から強制的に脱出することができる仕組みが考えられたわけです。この仕組みをロスカットと言い、FXの場合はこのロスカットの割合を本人が決めることも可能です。資産運用で最も重要になるのは、損失が生じた時にできるだけその損失を早くカバーすることです。熟練の投資家であるのならばこのカバーを損切りという手法によって比較的簡単に実践できます。しかし、初心者の場合は損失を上手くカバーできないので、初心者でも簡単に取引ができるように安全性の高いロスカットという仕組みが考えられました。これを利用することによって、はじめて取引をする人であってもリスクを小さくしながら取引ができるようになります。