FXによる資産運用はどうなのか?

FXによる資産運用はいろいろな意味で有利にできています。FXは外貨によって資産運用を行うもので、外貨といえばまず外貨預金を考える人も多いでしょう。確かに、今の日本では金利が非常に低いですから、高金利を狙って外貨預金を考える人が多くなることは十分に理解できます。

ところが、FXを少しでも勉強して始めてみると明らかに分かることなのですが、同じ外貨を運用するのでも、外貨預金を始めるくらいならば圧倒的にこちらを始めたほうが有利です。ちょっと考えると、より一般的にも思える外貨預金のほうが良さそうなのですが、実際には逆なのです。

その理由の一つは為替手数料にあります。日本人が外貨で資産を運用するには当然ながら日本円を外貨に換えなければなりませんし、最終的に利益を手にしようと思えば外貨を日本円に換えなければなりません。ここにはいずれも手数料がかかります。例えば円をドルに換えることを考えると、外貨預金では1ドルにつき1円程度の手数料がかかることもごく普通です。銀行によっては安い手数料をうたっているところもありますが、それでも数十銭程度はかかります。今のドル円相場からすると、片道で約1%、往復では2%近い手数料が取られていることになります。安いところでも往復1%に近い手数料が取られているわけです。

資産運用をしている人なら身に染みて分かっているでしょうが、年間に何パーセントもの利益を上げるのは決して生易しいことではありません。にもかかわらず、有無を言わさず1%や2%は持っていかれてしまうのですから、これは大きいのです。

一方でFXの場合、会社によっても異なりますが、手数料は1ドルあたり0.3銭とかその程度です。外貨預金時の手数料とよく比較してみてください。直感的にすぐ比較するのも難しいくらいに両者は大きく異なっているということが分かるはずです。計算してみると分かりますが、両者は100倍以上もの開きがあるのです。