FXを利用した資産運用の方法について

FXは資産運用方法として非常に優秀なものの一つです。まず、金利の低い日本円で運用することなく、金利の高い海外の通貨で運用できますから、金利の高さというメリットをダイレクトに受けることができます。これは特に金利の高い国の通貨で運用する場合に顕著であり、海外の通貨の中には5%以上もの金利が継続的についている通貨も少なくありません。日本円で定期預金をしても0.1%にも満たない金利が多いことを考えると、FXによる資産運用にはこれだけでもメリットがあります。

メリットは金利だけではありません。海外の通貨で運用することから、為替差益を得るチャンスがあります。基本的には円高のときに外貨を買い、円安になったときに円貨に戻すわけですから、これから円安になると思ったときに始めるのがチャンスということになりますが、実は決してそれだけではありません。外貨の空売りから始め、円高になったときに買い戻すという方法で為替差益を得ることもできますから、円安、円高のどちらに相場が動くとしても利益を得るチャンスはあるのです。

さらに、レバレッジというチャンスもあります。レバレッジをかけることで、少ない資金でも大きな利益を得るチャンスがあります。もちろんこれは逆もまた然りで、大きな損失を出してしまうこともありますが、取引に慣れてきた人にとっては大きな力になることは間違いないでしょう。

最後に、細かい話になるかもしれませんがFXは税金の面でも有利です。同じ外貨を運用するのでも、外貨預金は利息に対して一律に約20%の税金がかかります。これは、全体として為替差損が生じたとしても同じです。損を出したのになぜか税金だけは取られるということが起き、利息分に対してはとにかく税金がかかるのです。FXの場合はそういうことはありません。利息分も含めた運用全体として捉え、為替差益が生じていれば課税されますが、為替差損が生じた場合は課税されないという利点があるのです。