株式投資で注意をしたいのは信用取引です

最近では駆け出しの個人投資家でも積極的に利用するようになっているのが株式投資ですが、もともとはハイリスクハイリターンな金融商品の代表的な存在としても紹介されるものでした。最近では投資に取り組んでいる人も増えてきたこともあり、運用資産が目減りをすると言う一般的なリスクについては広く受け入れられるようになってきているといえます。そのような現代社会においては株式投資の持っている基本的なリスクは決して高いものではないと言う認識が一般的になってきています。


例えば個人投資家がよく利用している安全な資産運用の1つの方法として現物投資と言うものがあります。これは現金で株式を購入すると言う方法であると表現することができます。ごく当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、株式の世界にもより多くの運用するために利用することができる信用取引と言う仕組みが存在しています。

 

これは投資家としての個人の信用を担保に証券会社等からお金を借りて預け入れている資金以上の運用することを可能にする仕組みです。この仕組みを活用すると預け入れている資金よりもかなり多くの運用することができることに加え、他社から株を借りて売却するところから取引をする空売りと呼ばれる取引方法も利用することができるようになります。


このメリットに注目をして信用取引に興味関心を持つ個人投資家も多いのですが、本当に注意しなければならないのはこの信用取引です。実際に持っている資産や資金以上の取引を行うことができる利便性に対して、一定のリスクがあると言うことを理解しておかなければなりません。

 

例えば株価が下落をした際に信用取引で株を購入していた場合、最悪のケースにおいては預け入れていた資金以上の損失が出ることも珍しくないのです。逆に空売りをしていた銘柄が株価を上げた場合においては、天井知らずな損失に発展する可能性もあります。通常の取引であれば損失が限定される株式取引において制限のない損失に発展する可能性があるのが信用取引なのです。