FXでは低レバレッジがおすすめ

FXではレバレッジをかけて取引をすることができますが、実はレバレッジは必ずかけなくてはいけないわけではありません。証拠金を100万円入れて、1万円分だけドル円ペアを買ってみるということもできます。証拠金を100万円入れて、100万円分のドル円ペアを買ったらちょうどレバレッジは1倍となります。

 

レバレッジ1倍で買いをすることに意味があるのかと考える人もいますが、実は意味があります。100万円分のドルを円で購入しているという状態を作り出すことができます。レバレッジが1倍ならロスカットの心配はほとんどないですが、可能性がゼロというわけではありません。

 

ロスカット割合が50%であると仮定すると、100円の時にドルを買って、1ドル=50円まで落ちたらロスカットをしてしまいます。過去のチャートを見ているとその可能性は限りなく低いので、レバレッジ1倍ならロスカットの心配はほとんどないでしょう。しかし、高値でつかんでしまうとロスカットをしなくてもずっと含み損が出続けるということになってしまうので注意をしておきましょう。基本的にはFXでは2倍~3倍くらいの低倍率で取引をすることがおすすめです。

 

トルコリラ円や南アフリカランド円などはスワップ金利が低いので、ポジションをずっと維持し続けることができれば利益を出すことができます。しかし、スワップ金利が高い通貨ペアというのは、基本的には将来に落ちると予想されている通貨ペアとなります。スワップ金利を上回る為替差損がでる可能性も高いので、気をつけて取引をしましょう。

 

初心者の人にはスワップ金利が高い通貨ペアはあまりおすすめができません。それならば「売り」で入ればよいのかというと、それもリスクが高いです。スワップ金利と為替差損のダブルの損失が出てしまう可能性もあるからです。デイトレードをするという手もありますが、スプレッドが高く設定されている通貨ペアはデイトレードには向いていません。