株式での資産運用を行う上でのポイント

資産運用を株式で行う場合、値上がり益よりも配当金を重視した取引が必要になります。そのためには、まず銘柄選びにおいて業績が安定した企業を探す必要があります。さらに複数の銘柄に分散して、リスク回避も行うと良いでしょう。定期的に利回りを確認するわけですが、ポイントは時価の株価ではなく、購入単価を元に利回りを算出することです。つまり高い配当金が得られる銘柄であるとしても、購入単価が高くなってしまうと魅力は薄れることになります。では底値で買う必要があるのかという疑問が出てきますが、その必要はありません。

 

そもそも底値を狙って株式を購入することは極めて難しいからです。ただしいつでも購入すれば良いかというと、そういうわけでもありません。基本的にはチャートを見て、トレンドを確認してからの話となります。つまり下げ相場の中で購入しても、含み損を抱えるような保有の仕方になってしまいます。その場合には反転のトレンドが確認できてから購入することになります。このトレンドの見方としては、まず移動平均線の確認があります。75日くらいの中期トレンドにおける移動平均線を見て、下落から上昇に反転しているかどうかを確認します。さらに安値を結んだ支持線が上昇トレンドを描いているかどうかもチェックします。このように下落リスクが回避された状態であることが確認できた時に購入すれば、高い利回りが期待できるようになります。

 

資産運用においては、この利回りによって運用パフォーマンスを向上させるように管理する必要があります。利回りが低下した銘柄は、常に新しいものと交換するようにします。定期的に見直しをして高いパフォーマンスが期待できるような銘柄を探すというわけです。そのためには割安で放置されているような優良な銘柄を常にチェックし、チャートによりトレンドを確認した上で購入を検討するという流れになります。そのために、長期保有とは言っても決して放置するわけではないことが分かります。