FXは資産運用としておすすめできる存在なのか

資産運用を考えるときに、株式や投資信託が進められていますが、投資信託はまだしも株式は証券取引所の種類を見ても複雑な仕組みになっていますから、初心者が始めるならFXのほうが資産運用に向いていることも多いでしょう。

実はFXを経験すると、株式や投資信託にも強くなるメリットがあります。FXでは外貨の取引をしますが、外貨は経済の流れの中では切っても切れない存在です。株式を発行している会社は商品を売ったり仕入れたりしながら事業の成長を目指します。この取引の際には必ずお金が動くようになっており、国内に限らず海外を相手にする場合も同様です。その際に通貨の流通量が変わってきますので、自然に外貨が上がったり下がったりします。為替レートが変動すれば、それに従って会社の売上や利益が変わってきますから、業績に反映されます。業績が良くなっていれば株がたくさん買われ、業績が悪くなれば株が売られてしまいます。このように、株価は外貨との関連性が非常に大きいものだと理解すれば、最初にFXを始めることは投資の勉強をする上でたいへん役立つことがわかってきます。

初心者向けである別の理由として、株式に比べると調べる部分が少ないというメリットがあります。細かく分析しようとすればそれなりに手間がかかりますが、基本的に2つある外貨同士の取引に過ぎないため、通貨を発行する国単位で考えれば良いだけです。株式だとたくさん存在する株式会社それぞれの分析をしなければならず、時間が十分にある人でなければ分析が難しいでしょう。

FXはリスクが高い、儲からないという意見がありますが、そうではありません。無理な資産運用をすれば失敗のリスクが高まるのは他の投資も同じことです。余裕資金以外は使わないようにし、無理にレバレッジの倍率を高めなければ、きちんと儲けを出せる投資方法です。また、国内の業者であれば信託保全がありますから、業者に何かあっても資産が守られる安心感があります。