FXとはどのような投資方法か

FXとは主に為替相場の変動を利用して損益が発生する投資方法であり、取引を行うには業者に口座を開設し、証拠金を入金してインターネットを介して売買の注文を行います。

取引市場は世界中にあるため、土曜の早朝から月曜の早朝を除いて24時間取引を行うことができるため、昼間は仕事をしている人でも利用しやすい投資です。実際には相場の変動が起きやすい時間帯があり、そのタイミングを狙って注文を出すのが効率的になります。なお、睡眠中に相場の急激な変動が起きて損失を被る危険性もあるため、デイトレードを行う場合にはポジションを保持したままにせず、決済して1日の取引を終わらせることで回避できます。

FXは注文が成立した時点ではまだお金は動いておらず、決済したときの差額を得る、または支払う仕組みになっています。これにより口座に入れている証拠金よりも大きな金額で取引を行えます。これをレバレッジと呼び、国内では最大で25倍にすることができます。うまく活用することで短期間に大きな利益を出すことができますが、損失についても大きくなる危険性があるため、適切な倍率で取引を行う必要があります。

FXは金利差を利用して長期保有によって利益を出すこともできます。長期保有する場合に注意しなければならない点として、業者によって金利差を示すスワップの値の差が大きいため、利用するところを間違えてしまうと利益が大きく減ります。どこで取引をすれば良いのか比較して検討しましょう。このスワップの高い通貨は流動性の低いマイナー通貨である場合が多く、相場の変動の幅が大きくなる傾向があります。あまりレバレッジを高くし過ぎてしまうとロスカットが発生しやすくなり、利益が出にくくなってしまうため、想定される変動幅に合わせてそれに耐えられるレバレッジに抑えて取引する必要があります。

FXで利益が出た場合は確定申告を忘れないようにしましょう。以前は税務署が把握しにくかったため、発覚しないケースもありましたが、現在はマイナンバーで管理されているので誤魔化せなくなっています。